毎年春になると金沢市近郊の里山に入ります。
この時期だけです。
空気のヒンヤリしたところや春を待ち侘びた雪解けの様子がすごく好きで毎年の恒例行事となっています。
里山なので裏山みたいな山道を巡るのです。
金沢の里山にも春蘭が自生していてそれを観るのを楽しみに里山に入るのです。
今年も入ってきたので紹介します。
2023年の春の状況
基本的に春蘭を見にいくのですが、春の木々や山野草も咲いていていろいろ楽しませてもらっています。
合わせて世情というか世の中の様子も考えながら色とりどりの花たちを楽しむのです。
それでいうと今年はコロナ禍も4年目ということでそろそろ収束というか少しづつ世の中が以前に戻りそうな雰囲気です。
本当に自由を奪われたコロナ禍はみんなの生活を変えてしまいました。
倒産、失業、転職、廃業。
生活の基盤に影響を与えて人生が変わったという人すらいる有様です。
里山の様子は変わらない
その中で唯一変わらないのが里山の様子だと思います。
実は私の入る里山は3、4の拠点があります。
毎年同じように春蘭の花を咲かせてくれるのでその3、4箇所をまわるのですが全く変わっていません。
森林公園だったりするので規制がかかっているからだと思いますが4年前の姿と全く一緒です。
それが妙に嬉しかったりするのです。
今年の様子を写真で見る
能書はこのくらいにして今年の里山の様子を見ていきましょう。
今年は2回しか入れませんでした。
一度様子だけ見に行っているので今年行ったのは3拠点ということです。
朝5時ごろ起きて20分ほどかけて現地へいき40分ほど里山を巡ります。
実際山に入っている時間は結構短いです。
第1回目里山巡り 2023年3月上旬
3月の上旬はまだやいので春蘭は咲いていないというのはわかってました。
一応今年の状況だけ見に行ったのですが熊の新しい足跡が雪にあったのですぐ引き返しました。
山ではあるあるですね。
雪がまだ結構残っています。
こういうところに入っていきます。
一応道があるのわかりますか?
春蘭の花も見ないまま行手を遮る木々たち。
裏から見るとこんな感じ。
朝日の差し込みがキレイでした。
これは熊の足跡ではないですか。
しかもまだ新しい。
コレはもう山から出た方がいいと判断しました。
全く春蘭を探せないまま山から出ることにしました。
ずいぶん明るくなっていました。
第2回目里山巡り 金沢平栗
この「平栗」という地域は山の中の集落で片栗が群生していたりやカンアオイが自生していてギフチョウなんかいる地域です。
非常にキレイに整備されているところですが行くまでに車のすれ違いができない狭い山道を走ります。
コレがなかなか苦痛です。
対向車でも来ようなものならバックして戻らないといけないくらい細い道路を通らないといけないのです。
なので日曜日の早朝とかでないといきたいくないのです。
やっと辿り着いてすぐに散策です。
こんな感じで春蘭が咲いていました。
横に平らに咲いている花を平肩(へいけん)と呼びます。
このはなは三角形に咲いています。
少し花びらが下に下がっているのわかりますね。
こいうの落肩(らっけん)と呼びます。
個人的には平肩の方が好きなのですがこのはなはキレイな三角なのでコレはこれでおもしろいと思います。
水捌けのいい斜面に咲くのでこういうところにも咲いています。
たくさん花をつけています。
特に変わったものもなかったのでサッと見て終了です。
第3回目 2023年3月下旬
翌々週になりました。
夕日寺森林公園の山に入ります。
ここは行くまでの風景がキレイなので写真を撮りながらゆっくりいきます。
まさに田舎の様子が広がります。
普通にとってこんな感じです。
いい感じです。
途中の風景を見ながら目的地に辿り着くと、
まさかの光景がありました。
ガーン!
まさかの閉鎖中
まだ6時前だったので空いてないだけだと思います。
いつもは解放しているんですけどね。
しょうがないので引き上げることにしました。
残念ながら今年の春蘭を探せ!はこれで終了です。
今年はまともに見れたので1回だけでした。
4月に入ると基本暑いので行かないことにしています。
たまに入る時もあるのですが今年はコレでやめておきましょう。
でっかい毛虫に遭遇したら本当に嫌なので。
最後に
やっぱり里山巡りは楽しいです。
あの凜とした寒さと澄み切った空気がなんて素晴らしいんでしょう。
マイナスイオンも感じながら可憐で奥ゆかしい佇まいの春蘭を見ているだけ幸せ感を感じます。
それも朝の1時間くらいで楽しめるのだからいいですね。
コレってある意味贅沢なことだと思うのです。
実際にいろいろ動ける人ばかりでないですから。
たまたま田舎にいる私がみなさんの代わりに写真を撮ってお見せすればいいわけです。
田舎暮らしも楽しみ方次第ですね。
特に都会で疲弊している人にはぜひこのブログを読んでもらって楽しでほしいです。
<終わり>
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